西武美術館
1975
9.5 — 9.14

日本現代美術の展望

西武美術館 OPEN 1975

展覧会ポスターデザイン:田中一光
© Ikko Tanaka / licensed by DNPartcom
所蔵:DNP 文化振興財団

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西武百貨店池袋店12階に西武美術館が開館し、開館記念として<日本現代美術の展望展>が開催され、新たな美術館は27名の日本作家と共に出発しました。
出品作家は、靉嘔、荒川修作、飯田善國、池田満寿夫、伊藤隆道、宇佐美圭司、加納光於、清水九兵衛、桑山忠明、篠田守男、篠原有司男、新宮晋、菅井汲、関根伸夫、高松次郎、多田美波、田中信太郎、田淵安一、堂本尚郎、中西夏之、野田哲也、三木富雄、三尾公三、保田春彦、山口勝弘、横尾忠則、若林奮でした。のちに、セゾン現代美術館でも、荒川、中西、横尾、宇佐美、堂本、菅井、加納などの作家の活動を追い、作品を系統的に所蔵し、若林はセゾン現代美術館庭園の基本構想をつくることとなりました。
当時、西武百貨店代表取締役社長であり、美術館の創設者である堤清二は、西武美術館が「時代精神の根據地」として機能すべきだと考えていました。美術館のあり方について、「美術館それ自体が、たとえば砂丘を覆う砂や、極地の荒野の上に広がる雲海のように、たえまなく変化し、形を変え、吹き抜けた強い風の紋を残し、たなびき、足跡を打ち消してゆく新しい歩行者によって、再び新しい足跡が印されるような場所であって欲しい」と述べています。
セゾングループ(当時の西武流通グループ)のクリエイティブディレクターに、デザイナーの田中一光が就任し、同年に開館した西武美術館において堤清二と共に企業イメージやブランド戦略を明確に打ち立て、美術館のポスター、チラシ、チケット、エントランス・ディスプレイ、空間デザインを含む、包括的なアートディレクションを担い、グループ全体のイメージ形成に深く関与しました。企業イメージやデザインへの意識が高まり始めた時代に、西武美術館は明確なコンセプトのもとで統一されたデザインを展開した、先駆的な美術館となったのです。
さらに、書店「リブロ」の前身「西武ブックセンター」、アート専門書・レコード店「アール・ヴィヴァン」が百貨店内に開業されました。その前年には、西武劇場が設立され、安部工房の安部スタジオ発足、武満徹が「ミュージックトゥデイ」の音楽監督に就任しました。

展覧会情報
会場

西武美術館(西武百貨店池袋店12階)

会期

1975年9月5日– 9月14日

主催

西武美術館

日本現代美術の展望展 展覧会看板 撮影:松本徳彦

西武美術館 ART VIVANT 撮影:松本徳彦

日本現代美術の展望展 荒川修作《窓辺にて》(1968) 展示風景 撮影:松本徳彦

日本現代美術の展望展 清水九兵衛《AFFINITY J.》(1975) 展示風景 撮影:松本徳彦

日本現代美術の展望展 桑山忠明《Metalic Yellow and Blue》(1974) 展示風景 撮影:松本徳彦

日本現代美術の展望展 菅井汲《フェスティバル・マウンテン》(1975) 展示風景 撮影:松本徳彦

日本現代美術の展望展 中西夏之《山頂の石蹴りNo.3》(1970)、《山頂の石蹴りNo.4》(1970)、《山頂の石蹴りNo.10》(1975) 展示風景 撮影:松本徳彦

日本現代美術の展望展 横尾忠則《SHAMBALA》(1974) 展示風景 撮影:松本徳彦

日本現代美術の展望展 展示風景 撮影:松本徳彦

日本現代美術の展望展 展示風景 撮影:松本徳彦

日本現代美術の展望展 展示風景 撮影:松本徳彦

日本現代美術の展望展 展示風景 撮影:松本徳彦

日本現代美術の展望展 西武百貨店池袋店屋上看板 撮影:松本徳彦

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