ジャクソン・ポロック
No.9
1950
- 作家名
-
ジャクソン・ポロック
- 制作年
-
1950
- 素材・技法
-
エナメル、蜜蝋/帆布
- サイズ
-
91.4×132.0cm
- 収蔵番号
-
PJ-001
1930年代から、アメリカのニューディール政策の一環としてFederal Art Project(連邦美術計画)が行われ、街中を彩るポスター、絵画、彫刻、そして壁画などの制作が政府からアーティストに依頼され、ポロックも政策に支援された作家の一人でした。この計画は、以前メキシコ政府がアーティストを雇い、メキシコ革命の歴史と理想を国中の学校や公共の建物の壁に描かせた教育改革プロジェクトを基にしたところがあり、巨大なメキシコの壁画はアメリカのアーティストにも多いに影響を与えました。特に、ダヴィッド・アルフォロ・シケイロスの壁画や絵画は、ポロックに影響を与え、シケイロスが「controlled accident」(制御された偶然)と呼んだ、水平のキャンバスにペンキや工業用ラッカーを缶から直接パネルに注ぐ技法は、後にポロックによる、水平のキャンバスに底に穴を開けた缶からペンキを滴らせる「ドリップ・ペインティング」に影響を与えています。
本作では、通常の油絵具よりも速乾性があり、即興的に何層にも重ねて動きを出せる蜜蝋やエナメルの滴りや滲み、激しい筆致が、壁画のように画面全体を覆いつくします。ポロックは、戦後のアメリカが国力を延ばす時代に、室内でイーゼル絵画を鑑賞するヨーロッパとは異なるスタイルを生み出し、本作が制作された1950年にはアメリカ代表としてヴェニス・ビエンナーレに参加しています。ポロックに代表される抽象表現主義の流れによって、芸術の中心地はヨーロッパ、パリからアメリカ、ニューヨークへと移りました。
ジャクソン・ポロック
- 作家名
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ジャクソン・ポロック
- 制作年
-
1950
- 素材・技法
-
エナメル、蜜蝋/帆布
- サイズ
-
91.4×132.0cm
- 収蔵番号
-
PJ-001