イヴ・クライン

海綿レリーフ(RE)

1
作家名

イヴ・クライン

制作年

1958

素材・技法

海綿、顔料、合成樹脂/板

サイズ

80.0×200.0cm

収蔵番号

KY-001

単色の絵画によるモノクロームシリーズ、海綿シリーズ、人体測定シリーズなど、クラインの作品は、クラインが名付けたIKB(International Klein Blue:インターナショナルクラインブルー)による、青の色彩に浸るような世界観が広がっています。油絵具を好まなかったクラインは、純粋な粉末顔料に生命力を感じ、絵画の自由につながると感じていました。クラインが、アトリエでモノクロームを制作していた時、仕事道具の海綿に青が染み込む美しさに気づき、作品の素材として用いることになります。液体を全て吸収する野生的な海綿のように、モノクロームを巡る人々も青に浸されていくという「浸透」は、クラインの制作の基本になっています。1958年には、パリのイリス・クレール画廊にて画期的な展覧会<La spécialisation de la sensibilité à l’état matière première en sensibilité picturale stabilisée, “Le Vide”(原初状態の感覚を安定した絵画的感覚へと専門化する<空虚>)が開催されました。画廊の外側の窓は青く塗られ、入口には青い布で覆われた台座が設置されました。一方、画廊の内部は、白く塗られて何も展示されませんでした。そして、来場者にはジン、コアントロー、メチレンブルーによる特製のカクテルが振舞われました。目に見える青は建物の外側、建物の内側は白に満たされ、そこにいる来場者の体内に青が浸透していくという、脱物質化した青の空間をつくり出したのです。

イヴ・クライン

作家名

イヴ・クライン

制作年

1958

素材・技法

海綿、顔料、合成樹脂/板

サイズ

80.0×200.0cm

収蔵番号

KY-001

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