セゾン現代美術館 Sezon Museum of Modern Art

NEWS

セゾン現代美術館 長期休館のお知らせ

2024.01.16

このたび当館は、開館から40年以上が経ち、今後の美術館活動を見据え、
施設の改修工事、庭園の整備のため、2023年11月1日から2026年4月(予定)まで長期休館いたします。
今後の進捗状況は、当館webサイト、snsなどでお伝えいたします。
皆様には、ご不便とご迷惑をおかけいたしますが、ご理解のほど何卒よろしくお願い申し上げます。

一般財団法人セゾン現代美術館
館長・代表理事 堤たか雄

<休館中連絡先>
セゾン現代美術館 東京事務所
〒153-0042 東京都目黒区青葉台3-17-9 THE WORKS ANNEX 204号室
Tel: 03-5579-9725  Fax: 03-5579-9726

 

荒川修作+マドリン・ギンズ《意味のメカニズム》 全作品127点一挙公開 少し遠くへ行ってみよう

2023.02.22

1936年名古屋に生まれた荒川修作は、東京での作家活動を捨て、『もう少し遠くへ』と1961年ニューヨークに渡ります。オノ・ヨーコのアトリエを制作拠点として、マルセル・デュシャンをはじめとする多くのアーティストとの交流の中で、パートナーとなる詩人マドリン・ギンズ(1941-2014)と出会います。二人が取り組んだのは<意味とは何か?>という問題です。私たちはいつも何かを<感じ/考え>ていますが、その多くは<言葉>を通した<意味>についてのものです。
二人はその<意味>の徹底的な追究に取り組んだのです。それから25年を経て、継続中のプロジェクトとして完成したのが「意味のメカニズム」です。作品は81点の大型平面と44点のドローイング、さらに写真と模型を加えた総数127点。ライフワークと呼べる大シリーズ作品を一挙公開するこの機会に、見ることの意味を超えて、もう少し遠くへ行ってみませんか?

<関連企画>
■講演会/講師:森田真生(独立研究者)*終了いたしました。
日時:7月29日(土)14:00〜 定員:20名
*要申込 参加費無料、要当日観覧券

■「ステンシルアートで入場券を作って美術館にいこう!」
講師:福田秀之(グラフィックデザイナー/東京造形大学教授)
*終了いたしました。

日時:2023年9月10日(日) 10:30~12:30   
場所:セゾン現代美術館 カフェ・ヤマアラシ テラス
対象:小学校 4・5・6年生   定員:10名

*お申し込み先着順 参加費:無料
(保護者の方も無料でセゾン現代美術館に入館できます)
素材等は準備いたしますが、多少汚れても構わない服装でご参加ください。
*お申込み方法はこちらをご覧ください。


■意味のメカニズム展ギャラリーツアー*終了いたしました。

日時:9月23日(土・祝) 14:00〜16:00
料金:展覧会観覧券+1ドリンク 定員:20名(事前予約制)
講師:塚原史(早稲田大学名誉教授)
ナビゲーター:本間桃世(荒川修作+マドリン・ギンズ東京事務所 代表)

『荒川修作の軌跡と奇跡』の著者であり、荒川修作+マドリン・ギンズとも深く交友のあった塚原史先生をお招きしたギャラリーツアーを行います。講師、ナビゲーターと一緒に館内ツアーを行った後、カフェ・ヤマアラシにてアフタートークを行います。 (アフタートーク時、カフェにて 1 ドリンクのご注文をお願いします) 皆様ふるってご参加ください。

*お申込み方法
e-mail : karuizawa@smma.or.jp又はFAX : 0267-46-2021にて、下記項目をお知らせください。
1. お名前(同行者様全員の名前) 
2. 代表者様のご連絡先:電話番号/メールアドレス

 

《意味のメカニズム》「主観性の中性化」(1963年頃ー88年 )
油彩他、画布 244.0×173.0cm
The Mechanism of Meaning (2nd Edition)© 2016 Estate of Madeline Gins. Reproduced with permission of the Estate of Madeline Gins.


《意味のメカニズム》「あいまいな地帯の提示」(1963年頃ー88年 )
油彩他、画布 244.0×173.0cm
The Mechanism of Meaning (2nd Edition)© 2016 Estate of Madeline Gins. Reproduced with permission of the Estate of Madeline Gins.


《意味のメカニズム》「意味の分裂」(1963年頃ー88年 )
油彩他、画布 244.0×173.0cm
The Mechanism of Meaning (2nd Edition)© 2016 Estate of Madeline Gins. Reproduced with permission of the Estate of Madeline Gins.


《意味のメカニズム》「組み立て直し」(1963年頃ー88年 )
油彩他、画布 244.0×173.0cm
The Mechanism of Meaning (2nd Edition)© 2016 Estate of Madeline Gins. Reproduced with permission of the Estate of Madeline Gins.


《意味のメカニズム》「知性の意味」(1963年頃ー88年 )
油彩他、画布 244.0×173.0cm
The Mechanism of Meaning (2nd Edition)© 2016 Estate of Madeline Gins. Reproduced with permission of the Estate of Madeline Gins.

地つづきの輪郭 大小島真木 高嶋英男 伏木庸平 増子博子

2022.08.04

自然と人間の関係性を異なるメディアや手法で表現する4人の作家。自然に呼応して「森=身体」という発想のもと多様な支持体に絵具で描きこむ大小島真木、生活のなかにある壺の造形をもちいて粘土と陶の質感や絵付けから異形を生みだす高嶋英男、住んでいる土地や人間の匂いまで紡ぐように針を刺し糸を増殖させる伏木庸平、東北を巡りキャンバスという器のなかにペン画によって自然を育てるように描く増子博子。
自然と人間の輪郭は、拡張、断絶、融合を繰り返し常に不定形です。新たな価値観の時代を迎え、対象との距離のなかで、私たちは内と外の接触面としての輪郭をどのように捉えるのでしょうか。作家たちは、それぞれの手触りを頼りに、今確かだと思える感触の向こう側へと感覚を広げ、自らが生きている場所と地つづきの輪郭を探っていきます。

大小島真木《胞衣》2019−2022/《領域》2022

高嶋英男《広がる・途切れる・繋がる》2022

伏木庸平《オク》(部分)2011-2022

増子博子《中洲的な人 2022》 2022

 

展覧会関連動画>>video archives
・展覧会PV
・Scene 1 伏木庸平 制作風景
・Scene 2 増子博子 制作風景
・Scene 3 高嶋英男 制作風景
・Scene 4 大小島真木 制作風景
・展示風景ダイジェスト
・4作家による作品解説
・大小島真木「森の声を聴く・森に触る・森に連なる」


<関連企画>

作家によるギャラリー・トーク *終了いたしました。
大小島真木、高嶋英男、伏木庸平、増子博子

日時:5月22日(日)14:00-  定員:15名 *要申込

大小島真木 公開制作「はみだし壁画」*終了いたしました。
日時:4月29日(金・祝)、30日(土)、5月1日(日)
6月19日(日)13:00-17:00 (急遽決定) 
次回:7月23日(土)10:00-17:00(12:00-13:00休憩)

公開制作「はみ出し壁画」完成対談 *終了いたしました。
「身羅万象ー森と連なる身体」
大小島真木× 結城正美(青山学院大学教授・エコクリティシズム)
日時:7月24日(日)14:00-  定員:20名 *要申込

高嶋英男トーク「からっぽと輪郭:新作《てらす》を語る」*終了いたしました。
日時:8月6日(土)14:00-  定員:20名 *要申込

*上記、全て展示室内にて開催・無料(要当日観覧券)

・申込方法
FAX : 03-5579-9726 もしくはe-mail : karuizawa@smma.or.jp にて、下記の項目をお知らせください。

1.参加希望イベント 2.お名前 3.人数 4.ご連絡先(電話番号/ メールアドレス)

増子博子「熊と蝶(木彫熊通信:長野編)」
岩手県葛巻町で彫られていた木彫熊に出会ったことで、作品《くまんげん》が生まれました。かつて長野県でも制作されていた様々な土地をつなぐ木彫熊について、長野県に生息する生き物とも関連づけながら、会期中に作家がリサーチを行い「木彫熊通信:長野編」を発行。

<SMMAコレクション>
セゾン現代美術館では、国内外の現代美術作品を約800点収蔵しております。本展では、マグダレーナ・アバカノヴィッチ、マン・レイ、李禹煥、荒川修作などの作品を4作家の作品と織り交ぜて出品いたします。

>>コレクション出品作品リスト

展覧会カタログ7月販売予定。美術館とオンラインショップにて予約受付中。

セゾンアートショップ:オンラインショップ

本カタログでは、本展の4作家出品作品図版を作家の言葉と共に収録。表紙は、展覧会のメインビジュアルを、シルバーとゴールドのホログラムで表現しており、2色からお選び頂けます。

仕様:A5版 / 本文:64頁 / カラー /スイス装ハードカバー(背開き式製本)

表紙:シルバー/ゴールド

価格:¥1,650(税込)

<ご予約・オンラインショップにてご購入の送料>

1冊につき180円にてお送りいたします。

 

*新型コロナウィルス感染の状況により記載内容に変更が生じる場合がございますので、予めご了承ください。最新情報は本webサイトをご確認ください。

 

セゾン現代美術館コレクション展 Art belongs to everyone

2022.07.28

セゾン現代美術館は1981年8月「マルセル・デュシャン展」による開館から、昨年40年を迎えました。41年目となる本展では、これまで収集してきた国内外の20世紀初頭から現代に至る質の高い個性豊かな作品をご紹介いたします。
浅間山を背に静かに横たわる美術館は建築家・菊竹清訓(1928-2011)による設計、美しく赤錆びた入口の鉄の門にはじまり、小川にかかる二つの橋、遊歩道、植栽など細部にわたる庭園全体のプランは戦後を代表する彫刻家・若林奮(1936-2003)により制作されました。広大な庭園には、数々の彫刻作品が点在し、川のせせらぎを聴きながら、ここでしか味わえない、感じられない、贅沢な時間をお過ごしいただけるでしょう。
今年の秋は少し肩の力を抜いて、軽井沢の自然の中に佇むセゾン現代美術館で<現代美術との出会い>を体験してみませんか。

>>コレクション展出品作品

 

パウル・クレー「北極の露」(1920)

パウル・クレー《北極の露》(1920)

ワシリー・カンディンスキー《分割−統一》(1934)

>>展覧会フライヤー

■ 関連企画 [教育プログラム] ワークショップ *終了いたしました。
「日光写真で入場券を作って美術館にいこう!」
講師:福田秀之(グラフィックデザイナー/東京造形大学教授)
期日:2022年10月16日(日)13:30~15:00
場所:セゾン現代美術館
対象:小学校 4・5・6年生 定員:10名 ※申し込み先着順
参加費:無料(保護者の方も無料でセゾン現代美術館に入館できます)
ご持参いただくもの:日光写真に使用する素材(葉、シール、マジックペン)は美術館で用意しますが、ご自分で使用したい素材がありましたらご準備ください。

>>申込方法はこちらをご覧ください。

*新型コロナウイルス感染症等、諸般の事情により、内容が変更となる場合があります。最新情報は本webサイトをご確認ください。

Collection 40/同時開催「若林奮 軽井沢・高輪美術館(現・セゾン現代美術館)の庭」

2021.06.11

このたび、セゾン現代美術館では「collection 40」展を開催いたします。当館のコレクションを代表する、パウル・クレー、ワシリー・カンディンスキー、マン・レイ、ジャクソン・ポロック、マーク・ロスコ、ジャスパー ・ジョーンズ、アンディ・ウォーホル、荒川修作、中西夏之、宇佐美圭司などの作品から、選りすぐりの40点を展示いたします。

同時開催  特別展示
「若林奮 軽井沢・高輪美術館(現・セゾン現代美術館)の庭」
若林奮(わかばやし いさむ 1936-2003)は、鉄を素材にした彫刻作品で知られる、戦後の日本を代表する彫刻家です。1980、86年の2度のヴェネチア・ビエンナーレへの参加や、1997年マンハイム市立美術館(ドイツ)等の海外の展覧会で高い評価を得ました。若林の制作は、私たち人間と自然がいかなる関係にあるかを問うことでした。自然と人間の共生を希求しながら作品制作を続ける中で、1980年代から晩年まで取り組むことになる庭園制作は、若林の思想を作品化するに相応しい表現形態でした。
本展では、1982―85年に《軽井沢・高輪美術館の庭》として制作された、当館の庭園構想のためのドローイング、写真作品、模型などを展示することで、若林の思考の軌跡を展観いたします。是非、当館の庭園と共にお楽しみください。

協 力:WAKABAYASHI STUDIO、株式会社制作美術研究所、横田茂ギャラリー

<関連プログラム>
庭園ツアー「彫刻家・若林奮と《軽井沢・高輪美術館の庭》」
2021年8月7日(土)、9月4日(土)、10月9日(土) 14:00ー (雨天中止)
講師:山本鍾互(株式会社制作美術研究所 代表)
各回定員10名/無料(要当日入館料)*要予約
*庭園ツアーは各回終了いたしました。

*新型コロナウィルスの感染の状況によっては、スケジュールの変更や中止の場合がございますので、予めご了承ください。ご来館の際は、本ウェブサイトをご確認ください。