堂本尚郎

絵画60-20

1960
1
作家名

堂本尚郎

制作年

1960

素材・技法

油彩/カンヴァス

サイズ

195.0×400.0cm

収蔵番号

DH-001

©︎ Yuumi Domoto

堂本尚郎は、将来を嘱望された日本画家として1950年代から日展や京展に日本画を出品していましたが、戦後に閉鎖的な日本画壇から脱却して、1955年に渡仏後、今井俊満の紹介でミシェル・タピエを知り、アンフォルメル運動に参加するようになりました。その中で、サム・フランシス、ピエール・スーラージュ、ジャン・ポール=リオペル、カレル・アペルなどと交流を深め、新たな抽象絵画の境地に興味を抱き、自身も油彩による抽象作品を制作するようになりました。その後、アンフォルメル運動の拠点となったパリのスタドラー・ギャラリーやNYのマーサ・ジャクソン・ギャラリーなどでの個展で、独自の抽象表現を展開しました。
その頃に描かれていたのが、本作のような作品でした。厚く塗り重ねられ、滴る油絵具とダイナミック且つ流れるようなストロークで描かれ、激しい波や風を思わせる畝り、身体性をはらんでいます。その流れの中に渦(円)を発生させた構図がありながらも、自由な即興性や偶然性も感じられます。当時の状況として、いわゆるアンフォルメル絵画とされる作品ではありますが、日本画に基礎をおく堂本による、西洋的な抽象画との融合が、独特の表現方法を生み出しました。
1960年の日本での初の個展<堂本尚郎>(南画廊)では、カタログに瀧口修造、ミシェル・タピエ、高階秀爾が寄稿しており、さらに大岡信、東野芳明、中原祐介などとのオープニング集合写真の背景に本作が展示されている様子を確認することができます。

堂本尚郎

作家名

堂本尚郎

制作年

1960

素材・技法

油彩/カンヴァス

サイズ

195.0×400.0cm

収蔵番号

DH-001

©︎ Yuumi Domoto

出品履歴