西武百貨店
1961
10.14 — 11.14
パウル・クレー展
堤清二が、西武百貨店代表取締役に就任した1961年に、ベルン美術館所蔵の油彩20点、水彩40点、デッサン30点、版画10点による、日本初のパウル・クレーの展覧会が西武百貨店8階SSSホールにて開催されました。
国立の近代美術館や西洋美術館ではなく、新聞社と百貨店による展覧会という日本独特の開催形式に、ベルン美術館が作品貸出に難色をしめしたこともあり、交渉には3年ほどかかりました。また、百貨店内部でも大量動員できる知名度の高い作家の展覧会を推進する流れがあり、そうした困難をかいくぐりようやく実現を果たした展覧会でした。
当時、大家と言われる日本画家は、高島屋や三越などの有名百貨店で展示をすることが決まっていて、西武百貨店は美術業界では新参者でした。そこで、まだどこも始めていないコンテンポラリー・アートに目をつけ、20世紀美術の中でも日本人が好みそうな柔らかな色合いや幻想的で美しい表現、そして堤自身も詩的なクレーの作品に興味を持っていたことから企画された展覧会でした。
開催時には、読売新聞に瀧口修造の評論「クレーはここにいる」(1961年10月31日)が掲載されました。日本ではまだ一般的には知られていなかったクレーを紹介することでその認識を広め、西武・セゾンと現代美術の繋がりも本展から強まりました。
展覧会情報
- 会場
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西武百貨店池袋店内8階 SSSホール
- 会期
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1961年10月14日−11月14日
- 共催
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ベルン美術館、読売新聞社
- 後援
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外務省、文部省、スイス大使館