瀧口修造
デカルコマニー
1962
- 作家名
-
瀧口修造
- 制作年
-
1962
- 素材・技法
-
デカルコマニー
- サイズ
-
27.2×19.7cm
- 収蔵番号
-
TS-008
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© Mayumi Kawamura
デカルコマニーは、絵具を載せた紙を重ねてから剥がすことで、偶然の滲みやパターンを生み出す技法です。シュルレアリストたちはこれを「自動記述」による無意識の表現として用い、1930年代にはオスカル・ドミンゲスやマックス・エルンストらも制作しました。瀧口修造も1937年にデカルコマニー作品を発表し、『みずゑ』臨時増刊『海外超現実主義作品集』の表紙にも自作を用いています。
1959年頃から評論活動に限界を感じ始めた瀧口は、文字ではない線描やデッサン、水彩画へと向かい、1962年には「久しく忘れられていたデカルコマニーに没頭する」ようになります。瀧口自身が「詩的な実験」と呼んだこれらの制作は、詩を書く代わりに物質へ触れ、紙と絵具の出会いから生まれる生成の過程を探る試みでした。当館所蔵の7点の白黒デカルコマニーも、この1962年から1964年頃に制作されたものです。
また、瀧口はこの時期、<パウル・クレー展>記念画集のための論文「クレーはここにいる」を執筆し、「絵もまた生物のように発生の原理をもつ」と記しています。瀧口のデカルコマニーもまた、描くというより、偶然から形象が生まれる生成のプロセスとして捉えることができるでしょう。さらに瀧口は、マルセル・デュシャンや 荒川修作、加納光於らとも深く関わり、当館コレクションを考えるうえでも重要な存在となっています。
瀧口修造
- 作家名
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瀧口修造
- 制作年
-
1962
- 素材・技法
-
デカルコマニー
- サイズ
-
27.2×19.7cm
- 収蔵番号
-
TS-008
-
© Mayumi Kawamura