ジョアン・ミロ
夜の中の女たち
- 作家名
-
ジョアン・ミロ
- 制作年
-
1946
- 素材・技法
-
油彩/カンヴァス
- サイズ
-
38.5×55.5cm
- 収蔵番号
-
MJ-002
-
©️Successió Miró / ADAGP, Paris & JAPAR, Tokyo, 2026 E6362
本作は、目の粗いカンヴァスに、ミロの作品で象徴的な星、女性、鳥、目、生殖器、髪の毛などの記号が、赤、青、黄、黒、緑で描かれています。1930年代末頃から、ミロは黄麻布(ジュート)などの素朴で素材感が強い支持体を使用し、地を生かしながら限られた色で抽象化された生物を描くシリーズを制作しました。この頃、母国のスペイン内戦に続き第二次世界大戦が勃発し、ミロは戦時下で制作活動を続けることとなります。1940年代に代表作となる《Constellation(星座)》シリーズが制作され、紙にグワッシュで描かれた23点のシリーズにおいて、本作にも繋がる象徴的な記号言語が生み出され、ミロの作品にとって重要な位置を占めていきます。ミロは宇宙的なイメージと有機的な形を織り交ぜ、流れるような線や点を用いることで、無限のつながりと動きの感覚を生み出しています。それは、新たな世界、果てしない宇宙への希求であったのかもしれません。
この星座シリーズの後、ミロの絵において、夜、音楽、星が大きな役割を果たすようになり、本作のタイトルが《夜の中の女たち》であるように、同時期には《夜の人物と鳥》(1944)、《夜の女と鳥》(1945)など、夜をテーマにした作品が描かれました。作品に繰り返し登場するモチーフの鳥は、自由や超越への渇望として捉えることができます。女性は創造性や知覚を通した自然との繋がり、目はそれらを見つめる作家自身の目であるようにも思われます。
ジョアン・ミロ
- 作家名
-
ジョアン・ミロ
- 制作年
-
1946
- 素材・技法
-
油彩/カンヴァス
- サイズ
-
38.5×55.5cm
- 収蔵番号
-
MJ-002
-
©️Successió Miró / ADAGP, Paris & JAPAR, Tokyo, 2026 E6362