加納光於

索具・方晶引力(リーブル・オブジェ、大岡信詩集「遊星の寝返りの下で」を含む)

1975
1
作家名

加納光於

制作年

1975

素材・技法

アッサンブラージュ

サイズ

37.0×20.6cm×6.2cm

エディション

10/20

収蔵番号

KM-001

©︎ Mitsuo Kano

本作は、加納光於と詩人・大岡信による共同制作の展開を示す重要な作品となっています。1975年に制作された、大岡信の詩集『遊星の寝返りの下で』を収めたリーブル・オブジェであり、大判の縦長の箱入りという特異な形式をとっています。その姿は書物の箱というよりも、言葉そのものを収める容器を思わせます。『遊星の寝返りの下で』には、1968年から1974年にかけて発表された六篇の詩が収録されており、その最後には長編散文詩「螺旋都市」が収められています。「螺旋都市」はもともと1972年に雑誌『草月』に発表された後、97部限定の私家版として刊行され、瀧口修造の命名による「秘冊草狂」シリーズの一冊として位置づけられました。
加納と大岡の共作は、1970年頃から制作された《アララットの船あるいは空の蜜》にさかのぼります。この作品では、大岡の未発表詩集『砂の嘴 まわる液体』がオブジェ内部に完全に封印され、箱を解体しない限り読むことができませんでした。一方、本作では、詩集は箱の内部にぴたりと収められながらも、実際に取り出して読むことができます。読めない閉じた書物から、手に取り開かれる書物へ。そこには、両者の共同制作における新たな展開を見ることができるでしょう。

加納光於

作家名

加納光於

制作年

1975

素材・技法

アッサンブラージュ

サイズ

37.0×20.6cm×6.2cm

エディション

10/20

収蔵番号

KM-001

©︎ Mitsuo Kano

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