サム・フランシス
無題
- 作家名
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サム・フランシス
- 制作年
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1978
- 素材・技法
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アクリル/カンヴァス
- サイズ
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275.0×367.0cm
- 収蔵番号
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FS-008
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© 2026 Sam Francis Foundation, California / ARS, N.Y. / JASPAR, Tokyo B6362
サム・フランシスは、1977年頃から垂直に交わるグリッド絵画を描き始めます。これ以前には、幾重にも張り巡らされた色の線が、白く四角い光の開口部と共に描かれていましたが、この頃からより規則的な縦横の線となりました。光もしくは空に掛けられた網の目ようでもあり、またある種の規則性を持つことにより、それが無限に続くことを予想させる縦横の広がり(カンヴァス外への広がり)が、視覚的にも明確になりました。1977年当時、ローラーを使ってグリッドの直線を描き込みました。丸いブラシや平らなブラシ、スティックを使って、全体の構成をゆっくりと構築し、ローラーとブラシを何度も使って描き直し、主要な形状を定義します。本作では、赤、黄、青、緑の濃淡による多彩な色の滴りや飛び散りによってグリッドが描かれていますが、色が入り混じる中で、ペイントローラーで描かれたと思われる薄い黄緑のグリッドが最初に引かれていて、これを基盤としてレイアウトが構築されていくのがわかります。飛び散る有機的な色彩は、時には塊、時には線や点で描かれ、色の濃淡もグリッドの交差部分では非常に濃い青で縁取られ、線のみの部分は白とも言える透明に近い色により、微かな光を透過している。
当館では、2018年に開催した展覧会<レイヤーズ・オブ・ネイチャー その線を超えて>において、サム・フランシスの息子であるフランシス真悟が、本作へのリアクションとして《Matrix》(2018)という作品を制作し、本作と共に展示をしました。両作品のサイズはほぼ同じ大作であり、グリッドの規則性も同じなかで2点を並べるとお互い作品が反転していることがわかります。サムは、有機的な色彩の重なりによる明確な輪郭線を持たないグリッドであるのに対し、真悟は明確な輪郭線による幾何学的なグリッドであり、サムの動的に迸る色彩に対して微かな色を帯びた白、そして、そこから静かに滲み出すようなオレンジ、紫、青、薄緑が描かれています。両作品を並べることによって、両作家の絵画を生み出す母体、光や空を扱う基盤の重なりと違いを見ることができます。
サム・フランシス
- 作家名
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サム・フランシス
- 制作年
-
1978
- 素材・技法
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アクリル/カンヴァス
- サイズ
-
275.0×367.0cm
- 収蔵番号
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FS-008
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© 2026 Sam Francis Foundation, California / ARS, N.Y. / JASPAR, Tokyo B6362