堂本尚郎

宇宙

1999
1
作家名

堂本尚郎

制作年

1999

素材・技法

油彩/カンヴァス

サイズ

200.0×200.0cm

収蔵番号

DH-013

©︎ Yuumi Domoto

1970年代以降、堂本は矩形や円形による幾何学的な表現をさらに発展させ、「惑星」「太陽」「蝕」「流星」など宇宙を想起させるタイトルの作品を展開しました。また、円が波紋のように広がる<連鎖反応>シリーズとも結びつきながら、《宇宙》へと至ります。《連続の溶解―星座1》では小さな円の反復によって画面が構成されていましたが、その後の作品では、円が点であり面でもあるという発想のもと、円形や三角形が正方形のキャンバスいっぱいに展開されるようになります。1987年に西武美術館で開催された「堂本尚郎30年展」のカタログで、武満徹は仙厓の禅画《○△□》に言及しています。この作品は、この世のあらゆる存在を単純な図形によって表した「宇宙」とも解釈されており、鈴木大拙は《The Universe》と訳しました。同じく《宇宙》と題された本作にも、日本画にルーツをもつ堂本の自然観や宇宙観を見いだすことができます。飛沫や滴りを伴う緑色の波紋の中には白い円や三角形が見え隠れし、画面外へと連続していくような波のパターンは無限の広がりを想起させます。さらに、《連続の溶解》や《臨界》において探求された色彩と図形による多層的な絵画空間は、本作において宇宙へと通じる無限性として結実しているのです。

堂本尚郎

作家名

堂本尚郎

制作年

1999

素材・技法

油彩/カンヴァス

サイズ

200.0×200.0cm

収蔵番号

DH-013

©︎ Yuumi Domoto

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