セゾン現代美術館 Sezon Museum of Modern Art

EXHIBITION

The ENGINE 遊動される脳ミソ/小野耕石 門田光雅

2019年4月20日(土)ー 9月1日(日) セゾン現代美術館

終了しました

小野耕石と門田光雅の作品には、作家の意図をも超え、身体から生まれ出た「色」がみなぎっています。

版を刷り重ねることで幾多のインク層をつくり、独自の版画手法を追求する小野の作品は、立体絵画ともいえる色の厚みとグラデーションが、鑑賞者に百花繚乱たる色の変化を感じさせます。また、動物の頭蓋骨やセミの抜け殻にインクの色が増殖する姿は、視覚のみならず触覚をも刺激するでしょう。

色や顔料の制限を打ち破ろうとする門田の絵画は、近年では石竹色(せきちくいろ)、浅葱色(あさぎいろ)など日本古来の中間色で描かれ、さらにパール系の新色顔料による淡い光を放つ画面からは工芸のような素材感が感じられます。日本だからこそ生みだせる表現に、挑戦し続けている作家です。

作品の形式、それに見合った手法などにはおさまらない、作家自身から溢れでてくるもの、つくる原動力−The ENGINE(エンジン)。本展は、二作家の作品とセゾン現代美術館コレクションを織り交ぜながら、作品を発動させる”エンジン”について色を手がかりに探究します。私たちの脳ミソを作品コンセプトから解き放ち、未知の感覚へと遊動する展覧会です。

 

<関連イベント>
・アーティスト・トーク
小野耕石×門田光雅×上石学(聖心女子大学現代教養学部哲学科准教授)×堤たか雄(セゾン現代美術館代表理事・館長)

*トーク後に、岩崎真治によるハンマーダルシマー演奏会を行います。こちらも是非ご参加ください。

日時:6月29日(土)14:00−
定員:30名 無料/要当日観覧券 *要申込

・門田光雅ワークショップ「空想の虫を描こう」
作品と共に蝶の標本も展示される本展からイメージを膨らませて、作家と共に「空想の虫」を描きます。

日時:8月3日(土)10:30−12:00
対象:小学生と保護者 定員:10組  無料/要当日観覧券 *要申込

・小野耕石×門田光雅ギャラリー・トーク
日時:8月3日(土)14:00−
定員:20名 無料/要当日観覧券 *要申込

 

<イベント申込方法>

TEL: 0267-46-2020、FAX:03-5579-9726、karuizawa@smma.or.jpのいずれかにて、下記項目をお知らせください。

1.参加希望イベント 2. お名前 3.人数 4. ご連絡先(電話番号/Eメールアドレス)

EXHIBITION DATA

会場
セゾン現代美術館
会期
2019年4月20日(土)− 9月1日(日)
開館時間
10:00 − 18:00(入館は閉館の30分前まで)
休館日
木曜日(5月2日は開館/8月は無休)
入館料
一般1500円(1400円)、大高生1000円(900円)、中小生500円(400円)( )は団体20名以上の料金
( )は団体20名以上の料金

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